雨宿り Shelter




今日は雨が降りそうな天気だ。
必ず降るだろう。
今日の日番谷は非番で、今は三番隊舎の執務室にいる。
市丸は珍しく仕事をしていたので、邪魔をしないようにソファに座って市丸の仕事の様子を見ていた。
すると市丸の方から、悩んでいるような声が聞こえた。

「う〜どないしよ。この書類今日中に総隊長の所に持っていかなあかん。誰に行ってもらお…。イヅルは非番やし…」

そんなことを市丸は考えていた。
今の天気は曇り。今にも雨が降りそうな雰囲気だ。

「いちまるー?」

「冬!?どしたん?」

どないしよ。
この書類が見つかったら絶対日番谷は『持って行ってやる』って言うだろう。
折角一緒の部屋にいるのに。
ダメやとも言えへんしなぁ。

「市丸、何悩んでんだ?」

「別に悩んでなんてあらへんよ?」

よかった。冬は気づいてないみたいや。

「…市丸、その書類今日中に総隊長に提出するやつじゃ無いのか?」

「へっ!?」

ば、ばれた?!どう誤魔化したらえぇんや。

「オレが持っていこうか?」

「えっ…えぇよ、えぇよ。まだ書き終わってへんから!!」

「………」

これで誤魔化せたやろか。

「市丸…。それ、もう書き終わってるじゃねぇか。どこが書き終わってないんだよ…」

「あっ…」

しまった…。やっぱり冬にはバレてしもた…。

「オレはそんなに頼りないかよ…」

日番谷は少しショックを受けていた。

「そ、そんなことあらへんって!!じゃあ、この書類を総隊長に手渡しで渡して来て欲しいんやけど…今日の夜までに」

日番谷は顔には出していないが嬉しそうだ。

「わかった。今から行ってくる。夜には帰ってくるから…終わったら自室に行ってていいぞ。」

そう言ってドアに手をかけた。

「待って冬!!」

「まだなんかあるのか?」

市丸は日番谷を呼び止めた。

「総隊長はん、たぶん今の時間やったら一番隊舎におらんはずやさかい。もしかしたら外おるはずや。で、総隊長はん探してる途中雨が降ったら必ず…絶対に雨宿りするんよ!!」

「はぁ?そんなんじゃ、雨降ったら今日中には届けられねぇじゃねぇか」

「そ、そうやけど…」

日番谷は市丸の顔を見つめた。
市丸はとても心配そうな顔をしていた。

「…わかったよ。なるべく雨には濡れないようにするから」

「うん、気をつけてや…」

「あぁ、じゃ…行ってくるぜ」

パタン…

「はぁ、冬を行かせてもうた…」

冬を行かせるつもりなんて、なかったんやけどなぁ。冬。


ポツ…ポツ…
      …ザァァァ……

雨が降ってきた。しかも結構大粒の雨が。

冬…ちゃんと雨宿りしとるやろか。

そのころの日番谷はというと、一番隊舎に行ったのだが市丸の行った通り総隊長はいなかったので、外に出て総隊長を捜していた。
市丸の言われた通り雨宿りしていた…のだが…。

「急ぎの書類なのに、こんなところで時間食ってる場合じゃないよなぁ…」

と言いながら、雨を避けて総隊長を捜していた。
しかし、こんな大粒の雨なのに避けられるわけがない。もちろん日番谷はビショビショになっている。

絶対市丸に怒られる。

「はぁ…」

日番谷はため息をついた。
どう言い訳をしようか考えていたら総隊長の姿が見えた。

「総隊長!!」

「日番谷!?ビショビショじゃないか!!どうしたんじゃ?」

「ん…。市丸から…急ぎだって言ってましたので…。」

「あぁ、ありがとう。日番谷、ちょっと待ってなさい。今、タオルを持ってくるからの。」

「いいです…。今日中には戻るって言ってあるから、早く帰らないといけないので…。」

「しかし、そのまま帰ったら市丸に怒られるんじゃないかの?」

総隊長は市丸が日番谷と恋仲であることを知っていた。

「…でも、早く帰りたいので…。じゃぁ失礼します。書類はちゃんと届けましたので…。」

日番谷はそう言って、再び雨の中に消えていった。
そんな日番谷を見送りながら総隊長は思った。

市丸よ…大事にしてるんなら、こんな雨の中来させるなよな。


ザァァァーーーーーー

雨は止むどころか、ひどくなっている。

「やばいな…。でも雨宿りなんてしてたら帰れそうにないしな…。走るか…」


「冬…雨宿りしとうやろか。念を押したから大丈夫やと思うけど…」

「市丸ー」

日番谷が帰ってきた。市丸はあまりにも帰りが早い日番谷にビックリした。

「冬!?ビショビショやん!!絶対に雨宿りしやって言ったやん!?なんでせんかったん?」

「…市丸に…」

この後の言葉が思いつかない。
どうせ、何を言っても怒られるだろうとは思っているけど、なかなか口にできない。

「僕に?」

日番谷がやっとの思いで口にした言葉は…

「…市丸に早く会いたかったから…///」

顔を赤らめながら日番谷は言った。
市丸は驚いた。
まさかこんな場面で日番谷の、この大胆発言を聞いてしまったのだから。

「冬…。でもな、冬がこれで風邪でも引いたら僕、すっごい心配するんよ…?」

「うん…わかってる」

「…でもおおきにな。冬が僕のことそんなに好きやなんてっ」

「////…」

市丸は、まぁ冬の大胆発言聞いたから、今日のところは許してあげようと思い、日番谷の手を引いた。

「冬冷たなってる。一緒にお風呂入ろっ♪冬が帰ってくる前に用意してんvV」

「はぁ?一人で入れるって!!」

「ダーメッ♪冬が約束破ったバツや。」

「///…っ、わかったよ」

「ほな、そうと決まればvV」

市丸は日番谷の服を脱がそうとしている。

「い、市丸!!ここ玄関だぞ!!どういうつもりだよ」

「あははっ。僕ってば焦り過ぎてもうた♪続きはお風呂でねっvV」

「…っ///」

「さぁ行こ♪」

そんな会話をしながら風呂場に行く市丸と日番谷であった。


***

風呂場に着いた。
日番谷と市丸は服を脱ぎ終えて風呂に入った。

「冬っvV後ろ向いてっ」

「な、何でだよ?」

「えぇから、えぇから♪」

市丸はなぜか日番谷を後ろに向かせた。

「…っ、やっ何?」

「今日はお風呂で目隠しプレイや♪」

「はぁ?なんでっ…んっ、…そん…なとこ、さわらない…で」

市丸は日番谷の胸の突起を指でつまんだ。
日番谷は目隠しのせいで敏感になっているせいか、すぐに反応して、胸の突起はもうしっかりと尖りきっていた。

「冬、そんなに感じてはるの?淫乱やねっ」

「っ…誰のせいだと…っ、やっ…」

市丸は空いている手の方で日番谷自身を掴み、上下にこすったり、先端を軽くつまんだりした。

「ん…。っや、いちま、る…。もう、イ…ちゃ…」

「冬いつもより早いなぁ。目隠ししとうせいやろか?」

日番谷は一度目の解放を向かえた。

「ああぁ…っ」

「冬…見えてへんって、次どこ触ってくるかわからんから怖いやろ。」

「う…、ん。っ…ひゃっ」

市丸は石鹸を手に塗り、日番谷の蕾に指を挿れた。
風呂のお湯と石鹸が潤滑剤の役割をして、日番谷は市丸の指をすんなりと受け入れた。

「…んあっ…」

市丸は指を一本ずつ増やしていき、ついには三本とも日番谷の中に入ってしまった。
指を中でバラバラに動かした。
すると、ある一点に日番谷が反応した。

「ひゃっ…ああぁぁ…っ、い、ちまる…ふぁ…っ」

市丸の指は日番谷の性感帯を突いた。

「冬…ギンってよんでや。ココ、キモチえぇやろ?」

「ふゃっ…やっ、ギ…、ンああぁ…っ。んっ…っ、も…ダメ……っ」

「まだや冬…。僕冬の中に挿れてないんやから。力、抜いとき。」

そう言って、日番谷自身を強く掴んでイかせないようにし、指を抜き取って、市丸自身を挿れていった。

「あっ…う…、っああ。ギ…ン…」

「冬…冬ん中えぇよ」

市丸は腰を激しく振る。

「っ…、ああぁぁ…。ふっ…んっ…。」

「冬、声我慢せんでえぇよ。お湯が消してくれはるから…」

バシャ…バシャ…
   グチュ…クチャ…

「んっああぁ…」

日番谷は本日二回目の解放を向かえてしまった。
お風呂のお湯は日番谷が放った白濁色の液体で白く濁ってしまった。

「くっ…冬。冬のせいでお風呂のお湯がこんなになってもうたよ?ヤらしいなぁ♪あっでも、冬見えてへんやったねvV」

「ハァ、っはぁ…、も…う、これ、取っ…てぇ」

「ダーメ♪」

市丸は再び腰を動かした。今度はもっと激しく。

この後、日番谷は何回か解放を向かえた。
市丸は日番谷の意識が途切れる寸前に目隠しを取った。

「冬…、どうやった?」

「はぁ、はぁ…っ、ん…よかった///…でも…」

「でも?」

「ギンの顔が見えなかった…」

「じゃぁ、今度は目隠し無しでヤろっか。冬疲れてるかもしれへんけど、もう少しヤらせてや?」

市丸には限界なんてあるのかと日番谷は思ったが、目隠し無しということなので受け入れた。

「…う…ん。がんばる。」

しかし日番谷はもう限界に達していた。

「…はぁ、はぁっ…んぅあ…」

市丸はもう一度ゆっくりと日番谷の中に挿れていく。

「ん…っ、はぁ…あぅ…。ぁ…ギ、ギン…もう………」

「冬!?冬!?大丈夫!?」

「…う、ん」

「よかった…。今日はもうこの辺で止めとこか。冬だいぶのぼせてるみたいやし。」

「…ん、ごめ…。」

市丸はゆっくりと日番谷の中から自身を取り出すと、日番谷は市丸に身を任せた。

「冬が謝ることなんてあらへんよって」

「でも、オレばっかりイって、ギンは辛くないのか?」

「全然辛くなんてあらへんよ。冬の可愛い顔たくさん見れたし、十分満足や。冬…体調よくなるまでこのままでいてあげるさかい」

「…ありがとう///」

お湯を少しぬるめにし、日番谷がのぼせないように…身体を冷やさないように、市丸は日番谷の身体を自分の身体で包んであげた。
しばらくすると日番谷の寝息が聞こえてきた。

「…ZZzz…」

「冬?」

日番谷は市丸の中で眠っていた。

「冬寝てもうた?…仕方ないなぁ。よいしょっと…」

市丸は日番谷を抱えて風呂場を後にし、日番谷に服を着せ、布団に寝かせた。
その隣に市丸は横になった。

「おやすみ。冬獅郎」

額に軽くキスをした。
日番谷が風邪をひかなくてよかった。
と安心した市丸であったが、雨の日には一緒の部屋で仕事をしないようにしようと心に決めたのだった。





END 07.05.02