蜜柑 mandarin orange
「市丸、みかん取って…」
何個目のみかんだろうか。日番谷は自分で取ろうとはせず市丸に頼む。
「はいはい…ι冬、剥いたろうか?」
「おう、サンキュ。」
みかんの皮を剥くのも何個目だろうか。
最初、剥かずに渡したらまた返された。
「剥いて」の一言と一緒に。
お陰で市丸の手は黄色くなりみかんの香がする。
日番谷はと言うと市丸に剥いてもらったみかんをペロリと平らげる。
あの細い体の何処に入っているんだ?
「美味しい?」
「ん。」
(ん。って、何なん?僕への嫌がらせかいな…ι)
「ふ〜ゆ〜。みかんばっかり食べんで構ってやぁ〜(泣」
日番谷に背中から抱きついた。普段なら罵声が飛んでくる。しかし飛んで来たのはみかん。
「食えば?」
再び泣き状態の市丸。
「食べねぇの?」
しか〜し、ここで市丸にも考えが!!
「口移しで食べさせてvV」
「なっ///」
顔を真っ赤にした日番谷。
「僕、何個も剥いてやったやん!!お返しは?」
「っ…わ、わかったよ///」
結局は市丸に逆らえない日番谷。
みかんを口に含み…。
「ふぉら、ふちふぁへろよ(←ほら、口開けろよ)」
「いただきまぁす♪」
パクり
「ん、…ふぁ、いちま……んぅ……」
みかんを理由に濃厚なキスを貰う作戦大成功な市丸。
「ごちそうさま♪けど僕の下はまだ足りんさかい。冬ごといただきますっvV」
「や、止めろ!!悪かった。俺が悪かったから!!」
必死に訴えるも市丸は聞く耳持たず。
翌日、部屋にはみかんの香。
布団には狐に食べられてしまった日番谷と満足気な狐・市丸が寄り添って寝ていた。
END
06.12.17-06.12.25